KDat は、フォーマットしてからしかテープを使うことができません。 テープの種類によっては、フォーマットしなければデータの保存に使用できないものもあります。KDat の行うフォーマットはそれとは別のものです。 使用しているテープドライブの要件として、テープは使用する前にフォーマットする必要がある場合は、KDat による「フォーマット」に先だって(通常の)フォーマットを行っておかなければなりません。一般的には、フロッピー用のテープドライブは媒体のフォーマットが必要ですが、DATドライブの場合は不要です。
テープをフォーマットする方法は次の2通りです。
“File”メニューから“Select Format Tape...”を選択する。
テープドライブのツリーノードを右クリックして、“Format Tape...”を選択する。
テープの名前と記載容量を求めるメッセージが現われます。この2つのパラメータは共に、テープのフォーマット後に変更することができます。テープ名は、ユーザがそのテープを識別するのに使うだけです。テープに対応するテープインデックスの識別に使うわけではありません。このテープ名ではなく、一意のテープ識別子が生成されて、それがテープに書き込まれます。テープの記載容量は、バックアップ用スペースが不足しそうな場合に、KDat がユーザに警告するベースとして使われます。
テープの名前と容量を入力したら、KDatによるテープのフォーマットが始まります。テープ上のデータはすべて失われます。 KDat によるテープのフォーマットが完了したら、テープは、自動的に搭載されて使えるようになります。