「フォーカスのある」ウィンドウは、キーボードの入力を受け取り、 タイトルバーでアクティブであることを示します (普通灰色以外の色)。 フォーカスを他のウィンドウに切り替えるには、キーボード (Alt+Tab) あるいはマウスで行います。 フォーカス ポリシーはその瞬間に どのウィンドウにフォーカスを与えるかを決定します。フォーカス ポリシーが KDE スタイルにしたがっている場合は、Alt+Tab のキーの 組み合わせでフォーカスを移動する時に、開いているウィンドウの 一覧がグラフィック表示されます。
「クリック (KDE スタイル)」 が選択されると、ウィンドウを 手前に表示してフォーカスを与えるために、マウスでウィンドウ内部を クリックしなければなりません。
「マウスに従ってフォーカス (KDE スタイル)」 が選択されると、ウィンドウの中にポインタが入ると、直ちにフォーカスが切り替わります。 この方法ではウィンドウを手前に表示させずにフォーカスを切り替えることが 簡単にできますが、ポインタを使用する場面でない時でもポインタの位置を 注意しなくてはならないという欠点もあります。ウィンドウのフォーカスは マウス ポインタが他のウィンドウに移るまで維持され、移った時点で新しい ウィンドウにフォーカスが切り替わります。従って、常にいずれかの ウィンドウにフォーカスが与えられています。
「まとまりなし(旧)」ポリシーは 「マウスに従ってフォーカス」と似ています。異なるのは、Alt+Tab キーの組み合わせによるフォーカスの 切り替えが CDE デスクトップ スタイルになっていて直接ウィンドウを 切り替えて行われる点です。これがグラフィック表示をする KDE スタイルとは 異なります。
「古い「マウスに従ってフォーカス」」ポリシーは CDE スタイル ポリシーに似ています。異なるのは、マウスがウィンドウの外に出た瞬間に ウィンドウがフォーカスを失うことです。マウス ポインタがどのウィンドウの 中にもない場合は(例えばデスクトップの背景の上やパネルの上)、フォーカスを 持つウィンドウはありません。
「自動的に前面に」機能は、フォーカスを受け取ったウィンドウを 前面(一番上)に運ぶのに使います。 ミリ秒で指定する「遅延」を スライドつまみで設定すると、フォーカスを受け取ってから指定した時間が 経過するまでマウスがそのウィンドウの内部にとどまっているときに限り 手前に移ります。(「クリック」ポリシーが働いている場合は機能しません。)
「クリックして前面に」機能は、ウィンドウを手前に運ぶのに ウィンドウの内部の任意の場所をクリックして行うようにします。 この機能が選択されていない場合は、タイトルバーをクリックしたときだけ、 ウィンドウを手前に表示するようになります。 (「クリック」ポリシーが働いている場合は機能しません。)