KMidはKDEのMIDIおよびカラオケマルチメディアプレイヤーで、リアルタイムグラフィックスやカラオケテキストのハイライト表示など、他のUnix MIDIプレイヤーには見られないような機能を備えています。KMidはLinuxやFreeBSDオペレーティングシステム上で走ると報告されています。KMidはOSSサウンドドライバを使用するので、KDEおよびOSSをコンパイルするどのシステムでも走るはずです。KMidはLinux Ultrasound Project Driverもサポートしますが、このドライバはGUSカードにサウンドを取り込むのに必要になります。筆者自身は、ALSAドライバがシーケンサ装置をサポートするようになったらば、このドライバをサポートしようと考えています。
KMidは再生中に画面上で歌詞の色を変えて表示してくれるので、曲についていくのが非常に楽です。
筆者自身が楽しみながらKMidを開発したように、みなさんも楽しんでKMidを使ってください。
Antonio Larrosa Jiménez larrosa@kde.org
KMidの主な特徴
歌詞をリアルタイムでハイライト表示しながらカラオケテキストを表示する非常に使いやすいユーザインタフェース
(仮想)キーボードで押された鍵盤をハイライト表示し、それぞれのMIDIチャネルで何が再生されているか一目で分かるグラフィック表示
オペレーティングシステムに採用されている中で最も強力なMIDIマッパー
Drag&drop操作で、どのMIDIファイルもKFMウィンドウからKMidにドロップ可能
再生する曲のテンポを変更でき、テンポを遅くしたり、速くしたり、好みのテンポに調整可能
曲のリズムに合わせたライト表示
カスタマイズ可能なカラオケテキストのフォント
MIDIファイルに歌詞を挿入する(そして曲が自動的に使用しているものを推測する)2つの規格、すなわち歌詞イベントまたはテキストイベントをサポート。
セッション管理―KDEからのログアウト中に曲が再生されている場合、次にログインするときに、同じ曲を再生
リアルタイムで調整可能な音量
他のプレイヤーにコアダンプさせるMIDIファイルを再生可能!
gzipped midi/ファイルを他のファイルとまったく同じように開くことができます。
CPUの占有率は0.1%程度 (曲の複雑度により変動)
外部MIDIシンセサイザ、AWE、FMおよびGUSカードをサポート(後者はLUPドライバやGUSDをインストールする必要あり)
LinuxおよびFreeBSD上で動作(他のUnixでもおそらく動作可能)