Kデスクトップ環境

3.3. 表示

イベントやアポイントメントのリストの表示にはさまざまな表示形式があります。たとえば、リスト表示、日単位表示、週間表示、月間表示などです。Korganizerには、最後にアクティブになっていた表示形式を記憶していて、次に起動したときにその形式をデフォルトで表示するという優れた特長があります。

一般に、各表示形式には、特定の時間帯のイベントやアポイントメントしか表示できなかったり、表示スタイルが決まっているなどの制約があります。アポイントメントをクリックすると、次に行う動作を選択できます。アポイントメントを右クリックすると編集, 削除などのオプションのメニューが表示されます。アクションメニューを使って同様の操作を行うこともできます。

3.3.1. リスト表示

その日の全アポイントメントをリスト形式で表示します。1行につきアポイントメントを1つ表示します。アラームを設定したアポイントメントでは、最初の列にベルのアイコンが表示されます。何度か繰り返されるアポイントメントには、2番目の列に矢印のアイコンが表示されます。矢印のアイコン上にマウスのポインタを置くと、繰り返し分についてのさらに詳しい情報を示すヒントが表示されます。第3の列は開始時間と終了時間を表示します。第4の列はアポイントメントの内容を簡潔に表示します。

リスト表示は1日にアポイントメントがたくさんある場合、これをコンパクトに表示するのに適しています。また、アポイントメントが長時間にわたるもので、他の表示形式では画面にアポイントメントの内容全体を表示できない場合にも有効です。

3.3.2. 日単位表示

アポイントメントを時間順に表示するため、各アポイントメントの長さを目でチェックすることができます。時間は左側に表示されます。1日分を全部画面に表示しきれない場合(よくあることですが)には、右側にスクロールバーが表示されます。表示内の三角形はそれぞれ、アポイントメントとその開始時間と終了時間、簡単な内容説明、さらに繰り返しがあるかどうか、アラームが設定されているかどうかを表しています。

この表示には、アポイントメントを追加する際に便利なショートカットがあります。空いている時間帯をダブルクリックすると、自動的に1時間のアポイントメントが作成され、その内容を編集できます。クリックした場所に最も近い30分区切りの時間を起点として、アポイントメントの長さを30分単位で変更できます。

3.3.3. 週間表示

週間表示では7日分のアポイントメントを日単位表示と似た形式で横に並べて表示します。日単位表示で使えるすべての機能が週単位表示でも使えます。詳細は日単位表示の節を参照してください。

3.3.4. 月間表示

月間表示では現在の月の全アポイントメントを通常のカレンダーと同じレイアウトで表示します。各日には、スペースに表示できる分だけのアポイントメントを表示します(ウィンドウを最大化すればより多くのアポイントメントが表示されます)アポイントメントの繰り返しやアラームの設定はアイコンで表示されます。

月間表示画面内で表示される期間を変えるには、画面右側にあるボタンで行います。上向きのボタンを押すと、週単位、月単位、さらには年単位で表示される期間を戻すことができます。下向きのボタンも同じ機能を果たしますが、表示される期間が進みます。