Kデスクトップ環境

章 3. 設定

「オプション」メニューでは、Konsole の様々な概観を制御することができます。 この設定は、メニュー バーから、あるいは Konsole のウィンドウ内でマウスの右ボタンをクリックすることにより利用できます。

メニューバー

このオプションをチェックすると、ウィンドウ上部にメニューバーが用意されます。 通常の動作とは異なり、このメニューバーは「ホット キー」を受け付けません。 クライアント アプリケーションでAltキーと組み合わせたキー入力ができなくなるのを避けるためです。

フレーム

枠の装飾の有無を選択します。

スクロールバー

スクロールバーをつけることにより、ヒストリ バッファを操作する別の方法が使えるようになります。 クライアント アプリケーションの内部をスクロールする機能とは異なるので注意してください。 (しばしばそのように見えるのですが。)

フォント

フォント メニューには 2 種類の全く別の調整方法を提供します。 第一に、サイズの異なるいくつかのフォントが表示されます。 この中から解像度と希望のウィンドウサイズに合ったフォントを選ぶことができます。 第二に、"Linux" フォントが追加されています。第一のものとはエンコード方法が異なります。 Linux コンソール エミュレーションを実行する場合にこのフォント セットが必要になります。

サイズ

普通の方法でウィンドウのサイズを自由に変更することも可能ですが、 昔の、サイズに対する配慮がないプログラムを実行する時には Konsole ウィンドウのサイズをそれに合わせた方がよいことがあります。 サイズメニューでは最もよく使われるサイズを選ぶことができます。これらのどれも合わない時には、 必要に合わせてスクリーンのサイズを変更してください。 サイズを変更すると、Konsole は調整しやすいようにタイトル部にサイズを表示します。

スキーム

このオプションではカラー スキームを選択することができます。 (スキームの作成方法の説明が欠けています。 /opt/kde/share/apps/konsole にある例を参照してください。)

主に歴史的な事情で、Linux を走らせているときには [Back Space]キーが [Ctrl]-H を発行しません。 (私の知っている限り、この特殊な振舞いに依存しているプログラムは emacs だけで、CTRL-H は 「ヘルプ」の働きをします。) 各アプリケーション毎では適切な設定を行うことができるので、emacs なら [F1] をヘルプ キーに当てるようにすることもできますが、 このような普通でないキーボードの使い方が伝統になっています。 でも心配する必要はありません。

オプションがチェックされていることを確認してください。

この時、Konsole は [Back Space] キーが押された時に正規の BS キャラクタ (hex 08) の代わりに DEL キャラクタ (hex 7F) を送信します。 またこの時、[Delete] キーは DEL キャラクタ以外のコードを送信します。

以上のオプションの変更はすぐに反映されますが、今回実行しているものにだけ有効です。 調整した状態で今後も使用するには次のオプションをクリックしてください: