TeXShop は下の5種類の日本語エンコーディングに対応しています。これらは環境設定パネルの「書類 > エンコーディング」で設定できます。
このうち「Japanese (ShiftJIS ¥)」と「Japanese (ShiftJIS X0213)」では TeX 記号が ¥ で表示されます。一方、他のエンコーディングでは、TeX 記号が \ で表示されます(「Japanese (ShiftJIS \)」と「Japanese (ShiftJIS ¥)」は TeX 記号の表示が違うだけです)。
TeX 記号の \ を入力するとき、手元に \ キーがなければ 代わりに ¥ キーを押して下さい。編集画面には \ が入力されるでしょう。逆に、TeX 記号が ¥ と表示されていて、手元に ¥ キーがないときは( USキーボード) \ キーを押して下さい。つまり、\・¥ のどちらのキーを押しても、そのときの TeX 記号に TeXShop が自動変換してくれます。また、他のアプリケーションからコピー&ペーストした文字列に \ や ¥ が含まれている場合も、適切な TeX 記号に変換されます。
また、TeXShop から他のアプリケーションにテキストをペーストする際に、\ や ¥ を自動変換することもできます。「編集」メニューの一番下に次のオプション項目があって、クリップボード中の \ ¥ 文字を調整することができます。お使いの環境にあわせて調整して下さい。
エンコーディング | メニュー項目名 | デフォルト |
---|---|---|
Japanese (ShiftJIS \ EUC JIS) | クリップボードで \ を ¥ に変換 | ON |
Japanese (ShiftJIS ¥ ShiftJIS X0213) | クリップボードで ¥ を \ に変換 | OFF |
こうした \ ⇔ ¥ の自動変換機能は、宍倉光弘さんによって実装されました。なお、これらの機能は TeXShop で 日本語エンコーディング(上記5つ)を設定している場合にのみ動作します。